2022年の研究と生活の振り返り

今年は特になにかあるわけでもないけど、どことなく落ち着かない年末を過ごしている。8年間通っている近所の食堂の餅つき会に呼んでいただいて、幼少のころ以来久しぶりに、餅をつかせていただいたりした。今年は、華々しい出来事はなく、アトリエにこもって…

SRE NEXTで「AIOps研究録」講演を終えて

5月14-15日に開催されたSREの国内カンファレンス SRE NEXT 2022 ONLINEにて、「AIOps研究録―SREのためのシステム障害の自動原因診断」と題して、ITシステムに障害が発生した際に、機械学習・統計解析の手法を用いて、障害の原因を自動で診断するための研究に…

2021年の研究回想

この年末は、ブログ記事をしたためながら、大阪の新オフィスで受領したM1 MacBook Proをセットアップしながら過ごしている。京都では寒波が厳しく、底冷えするような寒さがあり、天気予報で予報されている気温よりも寒く感じる。大晦日に実家に帰り、年始に…

Linux eBPFトレーシング技術の概論とツール実装

eBPF(extended Berkley Packet Filter)という用語を著者が初めてみかけたのは、2015年ごろだった。最初は、eBPFをその字面のとおり、パケットキャプチャやパケットフィルタリングを担うだけの、Linuxの新しいサブシステムであろうと認識していた。しかし、…

分散アプリケーションの依存発見に向いたTCP/UDPソケットに基づく低負荷トレーシング

この記事は、分散アプリケーションを構成するネットワークサービス間の依存関係マップを構築するための基礎技術の改善提案をまとめたものである。第8回WebSystemArchitecture研究会での発表と同等の内容であり、そのときのスライドを以下に掲載しておく。 ま…

2020年の研究振り返り

今年は、エンジニアから研究者になって2年目になる。 社会情勢の変化を除いては、さくらインターネット研究所での研究活動の一貫として、京大情報学研究科の博士課程に進学したことが最も大きな変化だった。 とはいえ、博士課程ではなにか特別新しいことをや…

Redis Clusterとgo-redisの深刻な性能劣化を解決した話

さくらインターネット Advent Calendar 2020の23日目です。 現時点では最新版のRedis 6.0のRedis Clusterに対して、Go言語の代表的なRedisクライアントライブラリであるgo-redisからアクセスしたときに、性能が深刻なレベルで劣化しました。 この記事では、…