SRE

“LLM for SRE“の世界探索

ChatGPTが登場した当初、対話や要約、翻訳、コード生成などの典型的な言語タスクができても、SREやAIOpsの研究開発にはあまり関係ないのではないかと正直思っていた。AIOpsでは典型的にはいわゆるObservabilityデータ(メトリクス、ログ、トレースなど)が入…

エンジニアのためのSRE論文への招待 - SRE NEXT 2023

この記事では、2023年9月29日に開催されたSRE NEXT 2023 IN TOKYOでの講演の概要に加えて、講演では触れられなかった部分の補足と、発表を終えての後記、最後にSRE NEXT全体の感想を書きました。

2022年の研究と生活の振り返り

今年は特になにかあるわけでもないけど、どことなく落ち着かない年末を過ごしている。8年間通っている近所の食堂の餅つき会に呼んでいただいて、幼少のころ以来久しぶりに、餅をつかせていただいたりした。今年は、華々しい出来事はなく、アトリエにこもって…

SRE NEXTで「AIOps研究録」講演を終えて

5月14-15日に開催されたSREの国内カンファレンス SRE NEXT 2022 ONLINEにて、「AIOps研究録―SREのためのシステム障害の自動原因診断」と題して、ITシステムに障害が発生した際に、機械学習・統計解析の手法を用いて、障害の原因を自動で診断するための研究に…

マイクロサービスにおける性能異常の迅速な診断に向いた時系列データの次元削減手法

著者 坪内 佑樹(*1), 鶴田 博文(*1), 古川 雅大(*2) 所属 (*1) さくらインターネット株式会社 さくらインターネット研究所、(*2) 株式会社はてな 研究会 第7回Webシステムアーキテクチャ研究会 2010年代のクラウド技術であるコンテナオーケストレーション、…

SRE NEXT基調講演を終えて

1月25日に開催されたSRE NEXT 2020 IN TOKYOにて、「分散アプリケーションの信頼性観測技術に関する研究」と題して、基調講演をさせていただきました。 これまで一環してWebオペレーション・SREに取り組んできて、今ではSRE Researcherと名乗っている身から…

2019年SRE考

SRE

この記事では、自分が数年Site Reliability Engineering (SRE)を実践しつつ、SREについて考えてきたことをまとめる。 先月開催されたMackerel Drink Up #8 Tokyoと先日開催された次世代Webカンファレンス 2019では、SREについて集中的に議論する機会に恵まれ…