2023年研究開発振り返り

12月半ばに長らく取り組んでいた論文を投稿して気が抜けたのか、年末年始は呆けて過ごしている。気がついたら4日なってもまだ振り返りを書けていなかった。2023年は2022年と比べて自身の変化が少なく、振り返るためのやる気がでなかったのかもしれない。やる…

エンジニアのためのSRE論文への招待 - SRE NEXT 2023

この記事では、2023年9月29日に開催されたSRE NEXT 2023 IN TOKYOでの講演の概要に加えて、講演では触れられなかった部分の補足と、発表を終えての後記、最後にSRE NEXT全体の感想を書きました。

YAPC::Kyotoに参加してきた - 自分の原点を思い出すカンファレンス

3/19(日)開催のYAPC::Kyoto 2023にオフラインで参加してきた。最後にYAPCに参加したのはYAPC::Asia 2015なので、8年ぶりのYAPCだった。自分が登壇しないテックカンファレンスにオフライン参加すること自体がこれまでにほとんどなく、カンファレンスの醍醐…

2022年の研究と生活の振り返り

今年は特になにかあるわけでもないけど、どことなく落ち着かない年末を過ごしている。8年間通っている近所の食堂の餅つき会に呼んでいただいて、幼少のころ以来久しぶりに、餅をつかせていただいたりした。今年は、華々しい出来事はなく、アトリエにこもって…

SRE NEXTで「AIOps研究録」講演を終えて

5月14-15日に開催されたSREの国内カンファレンス SRE NEXT 2022 ONLINEにて、「AIOps研究録―SREのためのシステム障害の自動原因診断」と題して、ITシステムに障害が発生した際に、機械学習・統計解析の手法を用いて、障害の原因を自動で診断するための研究に…

2021年の研究回想

この年末は、ブログ記事をしたためながら、大阪の新オフィスで受領したM1 MacBook Proをセットアップしながら過ごしている。京都では寒波が厳しく、底冷えするような寒さがあり、天気予報で予報されている気温よりも寒く感じる。大晦日に実家に帰り、年始に…

Linux eBPFトレーシング技術の概論とツール実装

eBPF(extended Berkley Packet Filter)という用語を著者が初めてみかけたのは、2015年ごろだった。最初は、eBPFをその字面のとおり、パケットキャプチャやパケットフィルタリングを担うだけの、Linuxの新しいサブシステムであろうと認識していた。しかし、…